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現場の声

エンゼル産業ってどんな会社?

メルヘン?な社名からお菓子工場? ファンシー製品の工場?などと間違われることもありますが、エンゼル産業株式会社は医薬品や衛生用品の容器などを成形する会社です。皆様にお馴染みのところで言えば、小林製薬様の「アンメルツ」などの容器を手がけています。
“成形”と言うとお堅い印象を受けるかもしれませんが、工場の雰囲気はどんな感じなのでしょうか。
ここでは、福島工場工場長の雨宮伸行さん、山梨工場工場長の渡辺徹さんにお話を伺ってみました。
(聞き手/株式会社フリークデザイン 編集担当者)

─── お二人とも工場長という現場を統括するお仕事をされていますが、仕事をするうえで最も気をつけていることはなんでしょう?

雨宮工場長 まずは従業員が気持ちよく働ける環境づくりですね。各部門の担当者と密にコミュニケーションをとり、ただ指示するのではなく、一緒に考え作り上げていくことで、担当者の自主性を伸ばすように心がけています。個人的には営業も兼ねているので、お客様とのコミュニケーションも大切にしています。

渡辺工場長 そうですね。福島工場も同じだと思いますが、品質管理の徹底ですね。お客様(取引先)を通じて消費者の方々が直接手に触れるものですので、安心・安全なボトルを提供できるように気をつけています。

─── そのお話をうかがっても、なかなか気をつかうお仕事だと思うのですが、そうしてできあがった製品で誇れる部分はどこでしょう?

雨宮工場長 弊社ではダイレクトブロー成形を60年以上続けておりまして、今まで蓄積された技術と経験はかなりのものと自負しています。首曲がり容器など特殊形状の容器の生産に関しても20年以上の経験、実績があります。全従業員が高品質なのは当たり前という意識をもって、そのうえで安定して稼働できているので納期の遅延もありません。そこが誇れるところだと思います。

渡辺工場長 雨宮工場長がお伝えしましたように、弊社には長年培ったプラスチック成形生産技術がありますし、それに関する知識も豊富です。お客様からどのような注文をいただいても対応できる自信はあります。

─── そこがエンゼル産業の強みでもありますよね。

雨宮工場長 ええ。さらに弊社の強みとして付け加えるならば、品質とコストですね。先輩方から引き継いだ経験と知識を活かして、毎日品質向上と安定生産を目標としています。そのうえで全従業員が妥協せずに良いものをつくる精神とコスト意識をもっていますので。

─── コスト意識というのは?

雨宮工場長 できる限り不良をなくし、1本でも多くお客様へ提供するということです。そのためには機械の稼働を止めてはいけませんので、整理整頓、清掃からメンテナンスまでかなり気をつかい、チョコ停止をなくし安定稼働の徹底をはかっています。

渡辺工場長 手前味噌かもしれませんが、成形技術はもちろんのこと、従業員の仕事に対する姿勢は、本当にこの会社の強みだと思います。

─── それぞれの工場について、ここを見てほしいという点はありますか?

雨宮工場長 クリーンルームによる生産です。温度、湿度を徹底管理した部屋での生産によって、安定した品質を保つことができるんです。異物混入、異種混入を防止するためのライン構成や管理も徹底しています。

クリーンルーム内の生産ライン(福島工場)。製品の安全を守るのは、最終的には人。すべての製品を目視で確認、徹底した品質管理を行っている。

渡辺工場長 弊社の工場には5S【整理・整頓・清潔・清掃・躾】というものがありまして、これを徹底していることですね。

─── 工場をきれいに保つのが大切というのが伝わってきますね。

渡辺工場長 そうなんです。福島工場のクリーンルームにも通じるのですが、ほんの小さなホコリ、油飛びが不良に繋がるので、特にこれについては従業員一同が5S精神に乗っ取り、徹底して行なっています。

─── それでは少しお仕事を離れまして、業務中と比較して休憩中はどんな雰囲気ですか?

雨宮工場長 業務中は言葉少なく集中しています。全員が自分の仕事に責任をもって取り組んでいますので。緊張感はありますけど、雰囲気は決して悪くないと思います。一方、休憩中は気の合う仲間同士でリラックスしていますよ。軽食をつまみながら雑談していたり。

渡辺工場長 そうですね。まさに真面目に仕事、和気藹々に休憩といった感じです。ちゃんとメリハリがついています。

─── お二人が楽しみにしていることはありますか?

雨宮工場長 協力会社を含めての懇親会ですね。設立60周年の時にはホテル ニューオータニで全従業員を集めて記念式典が行なわれたんです。その時に集まった従業員を見て、会社の規模が大きくなったこと、そして企業としての成長を実感することができましたので。また70周年、80周年とみんなで集まれるような仕事ができればなと思います。

渡辺工場長 懇親会は私も楽しみにしています。あと、従業員の成長も楽しみです。従業員の成長は私の責任もあるので胃が痛い部分もあるのですが、思った以上に成長してくれる従業員も多いので。自分自身の仕事の励みになります。

─── エンゼル産業に勤めてよかった点は?

雨宮工場長 社長と従業員の距離が近くて従業員の意見が通りやすいところです。従業員からの提案制度等も実施して、実際に社長が全ての意見、提案に目を通してくださっているので。あと、もちろん仕事の状況によりますが、新規案件や新プロジェクトにもチャレンジさせてもらえるのも嬉しいところです。

工場内には社員からの提案を受けて改善された事案や提案件数が掲示されており、高品質を支える基を社員自らが考え、実践する姿勢がうかがえる。

渡辺工場長 そうですね。少数精鋭なので、社長だけではなく各従業員との距離感も近く、コミュニケーションを取りやすいんです。そのぶん、ストレートに伝わりますし、間違いが起きづらい。信頼関係を築きやすいのはいいところだと思います。

─── 今後の工場長の目標は?

雨宮工場長 今まで通り、高品質な製品を納期を守ってお客様にお届けするということに変わりはありません。そのうえで、今まで以上に不良を減らして、生産コストを抑えられるようにできればと。実はその強い味方として2019年末から新しい機械を入れることにしたんです。

─── その機械というのは?

雨宮工場長 機械ですから稼働しているうちに、最初に入力した成形条件数値からズレてしまうことがあるんです。これはどの機械でも同じなんですが。そういったとき、これまではわざわざ生産ラインを止めてオペレーターが手作業で復旧していたんです。これで5分、10分とロスが出てしまう。ところが今回の機械はAIで管理していて、そういうズレが生じても機械自らが修正するんです。これならラインを止めることはなく生産量は上がり、同時に不良も減りますから生産コストも抑えられる。ウチの会社にしかない秘密兵器です(笑)。こういった設備投資、そして従業員の意識の向上も図って、どんなご要望にもお応えできるようになればと考えています。

渡辺工場長 そうですね。山梨工場も目指すところは同じで、今まで以上に高い品質の製品づくりを行いながら、お客様のご要望にしっかりと対応することです。技術的に難しい特殊形状の容器などの開発、制作にもどんどん携わっていければと思います。

取締役/福島工場工場長 雨宮伸行(あめみや のぶゆき)
2003年入社。竹森工場、御坂工場の立ち上げ等に携わった叩き上げ。現在は福島工場の管理業務及び営業を任されており、社員からの信頼も厚い。趣味は釣りと登山。

 

山梨工場工場長 渡辺徹(わたなべ とおる)
2012年入社。オペレーター、緊急対応、生産管理などの業務を経て、山梨工場工場長に就任。趣味は仕事と言い切る真面目な仕事ぶりは社員のお手本となっている。